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ワーグナー:歌劇「タンホイザー」/シノーポリ指揮 [DVD]
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![ワーグナー:歌劇「タンホイザー」/シノーポリ指揮 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/519WAC44JTL._SL160_.jpg)
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| ジャンル: | DVD
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| セールスランク: | 11411 位
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| 納品時期: | 通常24時間以内に発送
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| 参考価格: | ¥ 5,891 (税込)
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ヴァーサールの肉声とはほど遠い
小生は学生の頃、本DVDのタイトルロールの演じたリチャード・ヴァーサール(テノール)が来日してタンホイザーを演じた(二期会)際に、エキストラとして同オペラにオンステした経験を持つ。
その際に、ヴァーサールの肉声と迫真の演技を目にし耳にしているので、本DVDはある意味がっかりした。
来日した際の彼は、輝くようなテノール声と、驚くほどアグレッシブな演技を見せてくれた。しかし、このバイロイト盤では前のレビュアーの方がご指摘の通り、演技が固く声も弱く感じる。
ご本人を知っているだけに(かつ、彼が後に舞台上で非業の死を遂げただけに)残念に感じる。
ただし、オーケストラと合唱はさすがにぴか一だ。バイロイト劇場の独特の構造(舞台下がオケピット)もあってか、総合芸術の名にふさわしいオケと人の声との融合が美しい。
DVDとしての価値は・・・
ドレスデン版使用。視聴していていきなり唖然としたのは序曲に大胆なカットを施してしまっていた。カットするにしてはちょっと度を越しているような。ライナーノーツには「映像収録のための特別措置」なんてわけの分からないことが書かれていたが・・・。 シノーポリの指揮はゆったりとしたテンポ。 多少のテンポの揺れはあるものの終始一定のテンポを保っている。よって推進力や活力が乏しいが、その反面、このオペラが持つ宗教色はより濃くなり、特に巡礼など合唱や、第3幕終盤は「パルジファル」に少し近い雰囲気を醸し出している。 タイトルロールはルネ・コロの代役となったリチャード・ヴァーサルなのだが、これがまったくダメ。 ヘルデンテノールのイメージから大きく外れた甲高い声。さらに声の線も細く、第1幕終盤などでは他の歌手に完全に負けている。 もっとダメなのが演技。はっきりいって酷すぎる・・・。表情が硬く、さらに動きがまるでロボットのように上半身がガチガチ。声も演技も周囲から酷く浮いているので、彼が映るたび集中しにくくなる。 演出はヴォルフガング・ワーグナー。 新しいことをやりたかったのだろう。しかし意味不明。円形の舞台デザインを全幕で共通させている点は統一感があっていいのだが、第2幕の殿堂の場面などではその狭い円形に合唱団も含めて全員を登場させているのでゴチャゴチャして見た目が悪い。 おまけにそこへ入場してくる人たち、各々が男女ペアでヘルマンの前で一礼するだけの動作を延々繰り返すという演出。あまりの工夫の無さに閉口。 さらに序曲や第3幕で舞台周囲で派手に踊るバレエダンサー。バレエがどれだけの演出効果を上げているかというと・・・。 あっても無くても大した違いはないと言えるだろう。 さらに映像処理も悪い。第1幕の幕切れの最後に聖母マリア像をドアップで映すのは失笑。 もっともこのマリア像に関しては神秘な雰囲気を持つデザインのものを用意したほうが・・・。あれではまるでマトリョーシカ人形だ(笑) もっと酷いのは第3幕最後に日本語字幕製作者の名前を出すタイミング。 ・・・・早すぎる。 まとめると演奏○。さすがバイロイト、合唱◎。タイトルロールが最悪、演出も最悪。タイトルロールの声さえマシならCDで聴きたい、そんな「タンホイザー」である。 画質・音質とも中程度、レイヤーブレイクポイントは歌合戦の最中。
ニホンモニター株式会社ドリームライフ事業部
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